国東六郷満山


国東六郷満山
1,800円(税別)

国東六郷満山
宇佐神宮と国東半島霊場札所巡り

宇佐国東半島を巡る会 監修 古野たづ子   遠藤カヲル撮影

神 と 仏 と 鬼 が 集 う 山
九州、大分県の東端に突き出た半島・国東。そこは神仏習合発祥の地、神と仏と鬼がともに坐すところ。 奇岩、秀峰が連なる道は、修験の道、錫杖を手に白装束に身を包んだ六郷満山の僧が峰入りする道です。路傍には、石仏や石塔、庚申塔等が祀られ、里人の信仰が息づいています。宇佐神宮を基軸に山岳宗教と密教が融合し、特異な山岳仏教に昇華した「六郷満山」は、無垢の自然のなかで1300年の時を刻み、現代に祈りの道を開いています。 美しい写真と解説で宇佐神宮に始まる国東半島の霊場を紹介する「宇佐国東半島を巡る会」公認ガイドブックです。 写真掲載数 270点/地図付き/御朱印掲載

目 次
一、神と仏が出会う場所 宇佐神宮 彌勒神宮寺 報恩寺 富貴寺 傳乗寺(真木大堂) 胎蔵寺(熊野磨崖 仏) 願成就寺 二、鬼と仏がすまう里 長安寺 天念寺 妙覚寺 應暦寺 椿光寺 無動寺 三、物語と歴史が交叉する山 霊仙寺 実相院 千燈寺 岩戸寺 長慶寺 大聖寺 文珠仙寺 成佛寺 四、祈りの山 泉福寺 興導寺 神宮寺 行入寺 丸小野寺 報恩寺 寳命寺(小城観音) 瑠璃光寺 両子寺   番外札所 高山寺

価格: 1,800円(税別) 発売日: 2016/01/20
ISBN: 978-4-901483-80-3 ページ数: 216
在庫状況: あり 判型: A5判/並製
   
   

 

顕密のハビトゥス

顕密のハビトゥス
4,000円(税別)

顕密のハビトゥス

白川 琢磨

神仏判然令(神仏分離)以降150年、日本人は不思議な宗教環境を生きてきた。 かつて神と仏がともにある神仏習合が否定されたとき、何が起きたのか—。
本書は「日本人の宗教とは何か」を命題に掲げ、北部九州をフィールドに、祭りやしきたりに深く刻まれた実践や表象を通して、私たちの精神風土に根付き、今も息づく神仏習合のかたちを解き明していく。

価格: 4,200円(税別) 発売日: 2018/10/01
ISBN: 978-4-909317-03-2 ページ数: 360
在庫状況: あり 判型: A5判/並製
   
   

 

英彦山の宗教民俗と文化資源

英彦山の宗教民俗と文化資源
4,000円(税別)

英彦山の宗教民俗と文化資源

福岡大学 福岡・東アジア・地域共生研究所 監修 白川琢磨

人々の篤い信仰に支えられ、千年もの歴史の中で特異な社会・文化を築き上げてきた日本三大霊山・英彦山。 明治政府による神仏分離令、それにつづくすさまじい廃仏毀釈の嵐で、全山が壊滅的なまでに毀損され、修験が否定された山からは山伏の姿は消えた。 そしていま、崩れた石垣から新芽が萌ゆるように、「神仏習合」をキーワードに力強い復興の兆しがみえてきた。 –古代から現代まで、新進気鋭の研究者が英彦山を多方面から紐解く。

 

目 次
英彦山の信仰と民俗 白川 琢磨 彦山信仰の錯綜/ヒコとヒメ―彦山信仰の基層 /如意宝珠とオホシサマ―仏教と民俗の接点/顕密寺社の神祭の原型―「二季五節供」「延年」の残存―彦山周辺の神家祭 /舎利と米―「松会」の主題/英彦山の文化復興への道

伝承からみた彦山―宝珠を中心に 𠮷田 扶希子 彦山の縁起/如意宝珠/脊振山南の珠の信仰/霧島の如意宝珠

英彦山信仰の歴史的変遷の考察 桃𥔎 祐輔 研究略史/古代の彦山をめぐる環境 /法蓮と奈良・平安時代の山居/彦山の天台密教化  中世前期の英彦山/黒川院の成立と彦山修験者の活動  遺品/近世の彦山信仰

英彦山の伝燈大先達 –英彦山修験道を牽引した山伏たち 山口 正博 はじめに/中世英彦山の伝燈大先達/近世英彦山の伝燈大先達/まとめと今後の課題

江戸時代後期における唐津の英彦山派山伏について 中村 琢 法頭と法務方/色衣と法印官について/唐津藩における英彦山派

記録からみる英彦山参りの現在 須永 敬 資料「年参り(代参・祈願)団体名」について/英彦山参りの頻度と時期/祈願と授与/参拝者の地域分布/おわりに

英彦山参りと英彦山講に関する一考察 –現代からの射程 亀﨑 敦司 英彦山参りと英彦山講の現在/現地調査から見る近年の状況/権現講社の現在

英彦山神宮における産業安全祈願祭について 藤坂 彰子 英彦山神宮産業安全祈願祭とは/現在の英彦山神宮産業安全祈願祭/英彦山神宮における産業安全祈願祭の始まり

価格: 4,000円(税別) 発売日: 2017/10/01
ISBN: 978-4-901483-97-1 ページ数: 402
在庫状況: あり 判型: A5判/上製
   
   

 

清沢満之の浄土教思想

清沢満之の浄土教思想
1,800円(税別)

清沢満之の浄土教思想
「他力門哲学を基軸として」

脇 崇晴

我は此の如く如来を信ず 激動の明治を生きた宗教者・哲学者、清沢満之。 彼の思想を浄土教思想として読み直し、その根底に一貫性を見たとき、 新たな解釈が生まれる。

もくじ
序 章 問題の所在と研究の視点–精神主義と浄土教思想 第Ⅰ部 清沢満之の浄土教思想 第一章 動的な無限者としての阿弥陀仏–阿弥陀仏による救済の現在 第二章 現世に開かれる浄土–救済の現在性と浄土 第三章 「自力無功の懺悔」と「報謝」の称名念仏–自力から他力へ

第Ⅱ部 清沢満之における浄土教思想と儒教思想 第四章 至誠の心としての他力信心–清沢における道徳と他力の宗教 第五章 「現在の安住」における「天命」思想–清沢の死生観と安心 終 章 本研究の成果と残された課題

価格: 1,800円(税別) 発売日: 2017/06/15
ISBN: 978-4-901483-94-0 ページ数: 160
在庫状況: あり 判型: A5判/並製