BATIK |
BATIK 深川 芳子 著 バティックはインドネシアの風土が生んだ美しい布、「ジャワ更紗」として昔から日本人に親しまれてきました。数回の蝋置きと染色を繰り返す作業は、緻密な作業と熟練した技を必要とし、1枚の布の完成に数ヶ月から1年も要するもので、「点の芸術」と言われます。その継承者は減少の一途をたどっており、そうしたなか、2009年には、ユネスコ世界無形文化遺産として登録され、その完成度の高さが今,世界の脚光を浴びています。 本書は、バティックに魅せられ毎年数回、現地に買い付けに行く、デザイナーであり、コレクターでもある著者が、バティックの魅力をあますことなく紹介するものです。 1万7500を超える島々、30とも言われる民族がそれぞれの文化と自然界の色と形象を取り込んで,おおらかな感性で意匠化した布を旅するバティックのガイドブックです。(裁断図付き)
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