清沢満之の浄土教思想

清沢満之の浄土教思想
1,800円(税別)

清沢満之の浄土教思想
「他力門哲学を基軸として」

脇 崇晴

我は此の如く如来を信ず 激動の明治を生きた宗教者・哲学者、清沢満之。 彼の思想を浄土教思想として読み直し、その根底に一貫性を見たとき、 新たな解釈が生まれる。

もくじ
序 章 問題の所在と研究の視点–精神主義と浄土教思想 第Ⅰ部 清沢満之の浄土教思想 第一章 動的な無限者としての阿弥陀仏–阿弥陀仏による救済の現在 第二章 現世に開かれる浄土–救済の現在性と浄土 第三章 「自力無功の懺悔」と「報謝」の称名念仏–自力から他力へ

第Ⅱ部 清沢満之における浄土教思想と儒教思想 第四章 至誠の心としての他力信心–清沢における道徳と他力の宗教 第五章 「現在の安住」における「天命」思想–清沢の死生観と安心 終 章 本研究の成果と残された課題

価格: 1,800円(税別) 発売日: 2017/06/15
ISBN: 978-4-901483-94-0 ページ数: 160
在庫状況: あり 判型: A5判/並製