いのちを受けとめるかたち
身寄りになること
米沢 慧 著
〈 認知症 – 言葉でくくられていくいのち。 〉
高齢長寿社会に出現したもう一つのいのちのステージ。 対峙せざるをえないもう一つのいのちのかたち。 いま、私たちはその受けとめ方を問われている。 私たちは皆、産み落とされた。 寄る辺なき無垢のいのちを受けとめた手がそこにあった。 いのちの深さを問い続ける米沢慧の「いのちのセミナー」ライブ版
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米沢さんは、思考を丁寧に積み重ね、それを順追って語り、飛躍したり、根拠のない話をしたりはしない。すぐれた思想家がそうであるように、常に、借り物でない自らの思考を深め、それを借り物ではない自分の言葉に紡いでいく。(中略) 米沢さんの著書を読み、話を聞く中で、九州福岡で彼のセミナーを開き、直接、学ぶ機会を持ちたいと思っていた。自分自身が在宅ホスピスの経験の積み重ねの中で学んだことを、自分の思想として蓄積し、同時に同じ志を持つ仲間と米沢さんを囲む会を持ちたいと思った。 「超高齢多死社会」とひとくくりにされる中で、一人一人のいのちにどう向き合うのか、認知症という、医療では如何ともし難い現状を在宅医として受け止めていきたいと思った。医師として、医療としてというよりも我々一人一人がそこにあるいのちとどう向き合うのか、自分自身の存在も含めて「いのちを受け止める」とは・・・といったテーマが浮かび上がってきた。 (「はじめに」二ノ坂保喜より)
価格: |
1,200円(税別) |
発売日: |
2015/09/25 |
ISBN: |
978-4-901483-79-7 |
ページ数: |
112 |
在庫状況: |
あり |
判型: |
A5判/並製 |
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