ゆうにゆうにまあるくまあるく




ゆうにゆうにまあるくまあるく
1,600円(税別)

ゆうにゆうにまあるくまあるく
今一度,ホスピスの意味を問う

末永 和之

ホスピス・緩和ケアということばが一般に浸透し、がん対策基本法に明示され、ターミナルケアにようやく光がさしてきた感がある今、その一方で現場を中心に緩和ケアの医療化への懸念が高まっている。
本書は、山口赤十字病院緩和ケア科にあり、早くから緩和ケアに取り組み、これまで終末期の患者・家族を数多く支えてきた著者が、スピリチュアルケアの視点から、ホスピスの本質を問い直し、私たちに「いのちとは―?」と語りかけるものである。
一ノ坂川の桜、瑠璃光寺の五重塔、源久寺の蓮、萩の海、みすヾの詩……、西の都・山口の風土を背景に、日本の精神性、日本人のアイデンティティを追求するとき、日本のスピリチュアルケアが静かに見えてくる。

価格: 1,600円(税別) 発売日: 2008/08/01
ISBN: 978-4-901483-29-2 ページ数: 214
在庫状況: あり 判型: 四六判/並製