治す医療から、支える医療へ

治す医療から、支える医療へ
1,600円(税別)

ケアする人のためのスキルアップ講座シリーズ1
治す医療から、支える医療へ

超高齢社会に向けた在宅ケアの理論と実践

太田秀樹秋山正子板井孝壱郎大島伸一

超高齢社会を迎える現在(いま)、医療は変わることを迫られている。 4人のトップバッターが21世紀の医療のあり方を描くとき、きれいに重なり合うベクトル。 この国に住む私たちが、本当に必要とする医療は何か。 私たちは医療とどう関わるのか。どう選択するのか。

〈講演者略歴〉
太田 秀樹(OHTA HIDEKI)
医師・介護支援専門員。自治医科大学専任講師、自治医科大学整形外科医局長を経て、 1992年、在宅医療(出前医療)を旗印に、おやま城北クリニックを開業。 現在、在宅療養支援診療所4カ所、訪問看護ステーション、老人保健施設等を運営する 医療法人アスムス理事長。

秋山 正子(AKIYAMA MASAKO) 1973年聖路加看護大学卒業。産婦人科病棟で務めた後、大阪、京都いて看護教育に従事。 実姉の看取りを契機に、訪問看護へと転身。1992年より医療法人春峰会白十字訪問看護ステーションに勤務。2001年有限会社ケアーズを設立、所長。東京都新宿区を中心に訪問看護・居宅介護支援・訪問介護事業を展開し、「白十字在宅ボランティアの会」「30年後の医療の姿を考える会」のほか、東京女子医大非常勤講師や新宿区介護サービス事業者協議会副会長としても活躍。2011年、新宿区戸山ハイツの一角に相談支援・在宅医療連携拠点事業「暮らしの保健室」を開設。 著書『在宅ケアの不思議な力』(医学書院)、『家で死ぬこと、考えたことありますか?』(保険同人社)など多数。

板井 孝壱郎(ITAI KOHICHIROH)
現職 宮崎大学医学部医学科社会医学講座 生命・医療倫理学分野教授。同大学院医学・獣医学総合研究科医学獣医学専攻教授。同附属病院中央診療部門臨床倫理部部長。同医学部「医の倫理委員会」委員長/附属病院「臨床倫理委員会」委員長。 1997年、京都大学大学院博士後期課程(倫理学専修)研究指導認定。1997年、京都大学宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)に。現在に至る。 主な共著書『臨床倫理学入門』(医学書院)、『総合保健医療論』、『重症疾患の診療倫理指針』(医療文化社)、『日本の生命倫理』(九州大学出版会)ほか、論文多数。

大島 伸一(OHSHIMA SHINICHI)
1970年、名古屋大学医学部卒業。社会保険中京病院泌尿器科勤務。1992年、同院副院長。1997年、名古屋大学医学部教授。2002年、名古屋大学医学部附属病院院長。2004年、国立長寿医療センター総長。2010年より、独立行政法人国立長寿医療研究センター理事長・総長、現在に至る。2009年より国立大学法人名古屋大学名誉教授。 所属学会 日本泌尿器科学会(名誉会員)、日本老年医学会、日本泌尿器内視鏡学会(名誉理事)、日本移植学会(名誉会員)、ほか。 社会活動 社会保障審議会介護給付費分科会会長代理、日本学術会議会員、社会福祉法人愛知県社会福祉協議会(理事)、公益財団法人長寿科学振興財団(理事)ほか。 主な編著書『歯科医師会からの提言 食べるー生きる力を支える』(中央公論社)、『明日の在宅医療1巻 在宅医療の展望』(中央法規出版)ほか。

価格: 1,600円(税別) 発売日: 2012/12/20
ISBN: 978-4-901483-55-1 ページ数: 184
在庫状況: あり 判型: A5判/並製