Mother
1,600円（税別）

Mother
心理療法からみたジョン・レノン

待鳥　浩司 著

ジョンの複雑で逆説的、比喩的でもある生涯をたどる時、私たちは否応なく、自分自身の中にも生きている「内なるジョン」に気づかされます。本書は、心理臨床の視点から「内なるジョン＝ジョンの個人神話」をやさしく読み解く旅です。ガイドをつとめるのは，ジョンを愛してやまない一人の精神科医（臨床心理士）。
世界中の若者が熱狂したロックンローラー・ジョンの自己実現までの道程を通して、その普遍性、今日性を明らかにしていきます。
本書はあくまで心理学の分野から発信するものですが、専門用語はあまり使わず、心理学や芸術療法に興味がある人、精神医学を学ぶ人にとっては格好の手引きとなるとともに、ビートルズを、ジョンを愛する人にとっては、少し角度を変えて、より深く彼らとその音楽を理解するための必携書となります。

いのちはモビール
2,500円（税別）

精神科医と整体師の技術対話
いのちはモビール
心から　身体から

神田橋 條治・白柳　直子 著

心身不二 学ぼうとしても、なかなか学べない。継承したいが、本当のところが体感できない。「抱え」「揺さぶり」をはじめとした精神科医・神田橋條治の技の真髄を、神田橋自身の身体の癒し手である整体師・白柳直子が丁寧に問い、解いていく中で、独創的で卓越した二人の技がダイナミックに響き合う。 心身不二、癒しの技の奥書。

正誤表 192ページの引用・参照文献が抜けておりましたので、 お詫びして訂正いたします。 ※5：『医学書院　医学大辞典』伊藤正男ほか総編集　医学書院　2003 ※5-2：同書、第２版　2009年出版

死をみるこころ
生を聴くこころ
2,200円（税別）

死をみるこころ　生を聴くこころ
緩和ケアにおける心理士の役割

三木　浩司 監修

末期医療の現場で心理士に何ができるか。 緩和ケアにおいては、身体的ケアとともに精神的ケアは不可欠である。現在、医療制度上その立場が確立していない心理士は、患者・家族、さらにスタッフを支えるための技法、スタンスなど様々に模索している。今を生きる生命（いのち）に最後まで寄り添っていこうとする心理士一人一人の真摯な試みと可能性をさぐる。

死をみるこころ
生を聴くこころ ２
1,800円（税別）

死をみるこころ　生を聴くこころ ２
緩和ケアにいきる心理的援助と技法

三木　浩司 監修

限られた時間と場所のなかで今を生きる患者・家族、彼らを支える医療スタッフ、大きなストレスを被る両者と向き合い、傾聴し、共感し、受容する心理的援助から、患者・家族が互いの悩み、苦しみ、不安、喪失等を共有することで、もう一度、自らこころの元気を取り戻していくためのグループ療法まで―緩和ケアの場に豊かに展開するこころのケアとそこに培われてきた技法を紹介する。

改訂版　ひとりぼっちじゃないよ
1,800円（税別）

改訂版　ひとりぼっちじゃないよ
はじめての乳がんを生きるための知識とこころ

おおいた乳がん患者の会「オードリーの会」編

21世紀には，女性がかかるがんの中で最も罹患率が高くなると言われる乳がんは，今も確実に増加しつづけています。発症から再発までの期間が長いことから，乳がん患者は「サバイバー」と呼ばれ，見えない不安を常に抱えたまま内なる乳がんと長く向き合っていかなければなりません。それ故，患者自身の生き方や医療者との関わり，また患者をサポートする家族や友人の力が，治療の過程に大きな影響をあたえます。本書は，患者自身の呼びかけにより生まれた小さな患者会に，彼女らを応援する医師たちや心理士，さらに再発した患者自身が，熱く語りかけ，送り続けたメッセージをまとめたものです。乳がん発生のメカニズムから，治療の選択肢と現状，再発・転移の予防，乳房再建まで，最新の情報と正確な知識，サバイバルのための実践的なアドバイスです。

「大病院から薬剤部倉庫が消えた。そして……」
1,600円（税別）

「大病院から薬剤部倉庫が消えた。そして……」
２年間、100 枚の変革のメッセージ

田畑　耕一 著

そして……、患者さんを「お待たせしない外来調剤室」になった！　医薬品在庫が1800品目から1300品目になった！　薬剤師が患者さんのベッドサイドで服薬相談を受けるようになった！　薬剤部の残業時間が激減した！　
55歳で、大手製薬会社から大病院の薬剤部長に転身した著者が展開する、あざやかなクリニカルパスの実践。
「機械じゃない。やっぱり人なんだよなあ」

発達障害児支援のための学生ボランティア養成の試み
800円（税別）

発達障害児支援のための学生ボランティア養成の試み
集団になじめない子どもたちへのグループセラピー

服巻　豊 著

学校での集団生活・活動になじめず，不登校や対人関係でトラブルを起す学齢期の子どもを少人数のグループに構成し，心理学専攻の学生ボランティアが子ども達一人一人を対象に支援体制を組み，関わりを通して彼らの成長を見守っていった３年間の活動の紹介。
子ども達の問題点を理解し，彼らが小集団の中で体験を深め，失った自信をゆっくりと取り戻す過程のレポート。